今回の一般質問は、限界まで質問内容を削りましたが、どうしてもこれ以上減らせず、
大きく『2つのテーマについて』掘り下げようと、大項目を4つ通告しました!
今日は、前半(大項目1、2)の内容ご報告です。
以前より書いている『東町集会所の除却』について、近隣区町さん達と“反対”の要望書を提出しましたが、
その際に、市長の発言に疑問を感じました!
また、回答書をもらいましたが、なんと最初から個別施設計画にある内容のみでした。
これでは、要望書を提出した意味が・・・
現在は区長さんがメインとなり、除却反対の署名活動が行われている所ですが、議場でしっかり確認していきます。
長くなりますが、以下、東町集会所に関する一般質問の全文です!
↓ ↓ ↓
1,東町集会所の要望書対応について
4月17日に、複数の近隣区長とともに市長と面会し「これだけの稼働率があり、広い地域の方が利用してきた東町集会所を無くす事は理解できない」と、除却撤回を求める要望書を提出した。5月30日の市の回答は、すでに公共施設個別施設計画に記載がある内容のみだった。面会時の市長の発言に疑問を感じたため、以下伺う。
(1)2021年に、市から「東町集会所を地元譲渡」の話があり、同年8月の説明会で、7地区から反対の声があった。担当課は「これで終わりではなく、再度話し合いを持つ」と言い、区長らはずっと待っていたが、一度も連絡はなく放置された。連絡も再度の話し合いもなかった理由を伺う。
(2)今回の面会時、5地区の現区長も同行したが、市長はその5地区それぞれに集会所がない事を知らず、区長らに「無かったんでしたっけ?」と大変失礼な発言をされた。近隣地区の集会所の有無も知らないまま、市長は東町集会所の除却を決めたのか伺う。
(3)面会の際、区長が「普段、市から色々頼まれて協力をしている。また、市民相談の対応も日々大変なんだ」と訴えたが、市長は「皆さんのご苦労も分かっていますよ」と笑って答えた。これは極めて失礼。市長は区長らの気持ちをどう考えているのか伺う。
(4)2021年に、区長らは「東町集会所は、地元住民が1割程度しか利用していないため、地元が管理することは納得がいかない」との理由で譲渡は断った。それにも関わらず、今回の面会で市長は再び、以前と同じ譲渡の案も区長に伝え、非常に驚いた。市長は、以前地元が譲渡を断った理由を把握していないのか、伺う。
(5)面会時、市長は「久喜市は、集会所を地元が管理しているところがほとんど。この地区だけ優遇すると、公平感のバランスが損なわれる」と発言されたが、東町集会所はそもそも広域で利用する「一般利用施設」である。最初から地元で建て管理している集会所と比べる事自体がおかしい。「集会所」という名前が同じなだけで、性格は全く異なる施設である。市長は「一般利用施設」としての東町集会所の機能をどのように考えているのか、伺う。
(6)回答書に「すべての公共施設を維持し、財源を費やすことは実質的に困難」とあったが、市民は「新ごみ処理施設に、光る煙突や天空へ続く道といった明らかに必要がないものを作る予算があるのに、大切な集会所を維持する財源がなぜないのか!」と感じている。市民にどのように説明するのか伺う。
2,東町集会所の除却計画を撤回すべき
「令和8年度に東町集会所を除却」することについて、近隣住民の反対意見も多く、現在複数の区長を中心に除却反対の署名活動が行われている。そこで、以下伺う。
(1)2022年4月頃、梅田市長の後援団体の会報誌に「集会所の地元譲渡を取り止め、引き続き久喜市が管理します」と記載があった。市長の立場で、選挙直前に公に約束した政策は「公約」と受け止めるのが一般的である。2年以内にあっさり撤回するのはなぜか。市長にとって「引き続き」とは、わずか数年を指すのか伺う。
(2)近隣の久喜東コミュニティセンター(以下、東コミセン)も予約が非常に取りにくい状況。東町集会所を除却すると、これまで東コミセンを利用してきた方もさらに予約が取りにくくなる。この両施設が自宅から近いため利用をしてきた方は「遠くの施設へ、車かタクシーで行く事ができる方しか、もう施設を使えなくなる」という解釈で良いのか、市の見解を伺う。
(3)東コミセンには、広い部屋が1階しかない。東町集会所が必要な理由は、広さにもある。広い部屋が1つ無くなる事は利用者にとって大きな影響があるが、他の対応策の考えはないのか伺う。
(4)久喜市は、県内でも高齢化率が高い。今後、足腰が弱り遠くまで歩けない方や、転倒骨折のリスクが高い自転車に乗ることが出来なくなる方や、車の運転免許を返納する方が増える。集会所を除却・集約することは、高齢化の現状を無視している。市は、「高齢者が集まる場所を無くす事」を考えているのか伺う。
(5)久喜市の一時避難場所は14か所あるが、久喜地区には東町集会所のみ。災害時に一時的に危険を回避できる場所として、近隣住民は安心していた。どう対応するつもりか伺う。
(6)個別施設計画は議決されたが、「必要に応じた計画の見直し」については執行部も幾度となく言及をしている。現在、近隣住民だけでなく、東町集会所と東コミセンを利用している方の多くが反対しているため、市長が「市民を第一」に考えるのであれば、東町集会所の除却計画を撤回すべき。100%除却するつもりなのか。存続させる代替案を考える余地は一切ないのか、伺う。
※後半の別の内容については、また後日投稿します。
宮崎あき